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第一回「カラーの線を含んだ線画抽出」

1.線画の用意。

なるべくきれいな無地の白い紙にメリハリのあるくっきりとした線で描きます。
このときパーツごとに線を閉じて区切ってあると塗りわけするとき作業が楽です。でもちゃんと区切ってなくても塗り分けはできるので固執する必要はないです。

メイキング001-1
今回はBGのラフと人物と飾りの線画をあらかじめ別々の紙に描きました。
また主線とは別に違った効果を出したい線は色えんぴつで描いてみました。(赤は光に照らされてキラキラ光る髪の毛、青はなんというか…髪の毛のかんじを出すための味付け?みたいなかんじです。)
ちなみに色鉛筆は、赤や青などはっきりとした色味のものがいいです。
今回はいろんなカラーの線を含んだ線画をそれぞれ別々のレイヤーに分解するという技を紹介したいと思います。

2.取り込んだ線画を「レベル補正」でさらにメリハリのある画像にする。

メイキング004
背景がきれいな白になるようにし、線をはっきりさせましょう。

<気まぐれ豆知識>
レベル補正では「ヒストグラム」という画面全体の全ドットの分布を表したグラフが表示されます(右に行くほど明るく、左に行くほど暗い)。
この画像のヒストグラムを見るとかなり明るい範囲にドットが集中しているのが分かります。おそらくこの部分は紙そのものの白に近い灰色部分なのでこれは全部飛ばしてしまいます。
ハイライトスライダという白いつまみを左にずらすと画面の白っぽい部分が完全に白くなります。このスライダより右にあるドットはすべて完全な白と認識されるからです。
逆にシャドウスライダという黒いつまみより左にあるドットはすべて黒と認識されます。のでスライダを右にずらすと画面の色がより濃くなります。
真ん中のガンマスライダで画面全体の明るさ、暗さを調節することができます。

3.色鉛筆の線を抽出する。

選択範囲→色域指定で色鉛筆の線をスポイトツールで選択します。

メイキング005
スポイトツールで指定した色の線のみが選択されるので、よりベストな選択範囲となるよう「許容量」スライダで調節してください。(MAXの許容量200かそれに近い感じでいいと思います。)

選択範囲が確定したらコピペしてください。
(Ctrl+Cでコピー。Ctrl+Vでペーストできます。)
任意でレイヤー名をつけましょう。

4.主線の抽出。

次に主線を抽出します。そのために色鉛筆の線を消去します。
色調補正→白黒を使います。

メイキング006
各色のスライダが表示されます。今回は青い線を消したいので、「シアン」と「ブルー」のスライダを右にずらすと、青い線は明るくなって消えていきます。
画面では黒以外の色を完全に消すため、すべての色味を300%にしてありますが、ちょっとやりすぎかも?と後で思いました(汗)

しかしここは考えもので、一見白く見える紙の中にも微妙な色味が含まれていて「シアン」と「ブルー」のスライダだけを動かして青い線を消してもあとでゴミをとる作業をするとき、とんでもなくたくさんのゴミが浮かび上がってきたりします。
一方、黒い線の中にも微妙な色味が含まれてるので、すべての色味を300%にして完全に消してしまうと多少黒の線が痩せてしまう。
結局青の線だけ消したい場合は、「シアン」と「ブルー」のスライダは200%以上にして、その他のスライダもまんべんなく(たぶん100以上)に上げるとあるていどゴミも減っていいみたいです。

色鉛筆の線を消したら「チャンネル」を表示し、チャンネルを選択範囲として読み込みます。(この時さっき抽出した色鉛筆のレイヤーは非表示にしておきます。)
すると白い部分だけが選択されるので選択範囲を反転し、新規レイヤーを作って「塗りつぶしツール」で黒く塗りつぶします。

メイキング007メイキング008
他のレイヤーを非表示にすると、線のみが抽出されてるのが分かります。

5.ゴミ取り

主線レイヤーを選択し、「レイヤースタイルを追加」ボタンをクリックします。(もしくはレイヤーを選択し、ダブルクリック。)
すると「レイヤースタイル」のボックスが現われるので、一番下の「境界線」を選択します。

メイキング009こわっ!
メイキング010
わかりやすくカラーは赤、サイズは5px程でいいでしょう。
たくさんゴミが浮かび上がってきました。これらのゴミを消しゴムツールやなげわツールなど使って、丹念に消していきます。

メイキング011ひたすら地道に消す…。

以上の手順を他のレイヤーにもほどこして線画の抽出は完了です!

メイキング012
終了~。
BGのラフは単なるアタリなのでなんもしてないです。

<付記>
今回はアニメ塗りではないですが、この方法はアニメ塗りなんかには特にいいんでは?とか思ったりしてます。
アニメの原画だと影やハイライトの境界線を色鉛筆で描いて指定するので(色トレスという)、この方法で取り込んでおけば、指定通りの影やハイライトの選択範囲を容易に選択できます。そしてあとで色トレス線だけ破棄しちゃえばいいわけです。
自分は基本的に線画はアナログで描くのが好きでアニメ塗りする場合は影の指定も線画の延長なのでアナログでやってしまいたくなるんで、今回のような方法を開発(というとおおげさだけど)してみました。
ほかにもっといい方法があるかもしれないです。いい方法があったら教えてください…ペコリ。














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Date: 2011.06.27 Category: メイキング第一回  Comments (0) Trackbacks (0)
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マルムギ コウジ

Author:マルムギ コウジ
岐阜県在住。
趣味で絵を描いてます。
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