悪魔
再び友人とのコラボです。
邪悪な曲を作ってくれたんで邪悪なイメージイラストを描いてみましたw
オリジナル画像はこちら→

始めはmonotoribeというシンセだけの曲で機械っぽかったんだけど、ギターを足したらすごくドラマチックに変化したんですげーと感心。
なんか悪魔のコードwというのがあるらしく、ゴシックで悪魔チックに変身しました。
最初のSEもシンセで作ったものだそうで、なにげにそれが一番びっくりしたかも。(てっきりサンプリングかなんかかと思った…)
イラストは、曲の雰囲気を受けて始めは「闇夜の森の中で魔法使いが秘密の儀式をしていて、それを後ろで心霊写真っぽく悪魔が見つめている…」というイラストにしようと思ったんだけど、ちょうどその日にネットで楳図かずお原作の「おろち」ていう映画を見まして、そこで描かれていた「美への執着」というテーマにインスパイアされて、「やっぱ女の人を描こう!」となり、こうなったわけです。
魔法を唱えるにしても、何を目的に唱えているのかっていうことが加わるだけでがぜんドラマチックになるってもんです。
SEにあわせて窓の外では土砂降りの雨が降ってるっていうふうにしたんだけど、いろいとテクスチャ載せたりしたもんだから分かんなくなっちゃった…。いちおう窓の外の風景も描いたんだけど…まあ全体の雰囲気としては焼けただれたフィルムのような荒れた画質というか、意識の深層のようなあんまりはっきり見えない感じにしたかったので、そういう意味ではけっこう自分の意図した感じの画面作りが出来ました。
「美への執着」にインスパイアされて描いたわけですが、この絵の中の女性は自分のつもりで描きました。
というか、どんなイラストを描くにしても結局自分の心を映すことになるような気がする。
魔術は、外部の力を表します。現実世界の場合、それは肩書きだったり、パソコンだったり、車だったり、化粧品だったり、ファッションだったり、知識だったりする、「自分をパワーアップさせるような気がするもの」です。
でも、はたしてそれは本当に自分をパワーアップさせているんだろうか?
美に執着して、化粧やファッションに凝るばあい、その裏側には「老いて醜くなることに対する恐れ」があるかもしれない。
となると、パワーアップというよりは、おそれを一時的に忘れさせてくれるものなんじゃないか?そして外部の力に依存すればするほどおそれは心のドアを強く叩く。
強くドアを叩く音をかき消すためにはより強力な魔法が必要だ。そしてどんどん狂気に蝕まれていく…。
そんなイメージで描きました。すごく極端ですが…。
でも自分の中に確実におそれから逃げて外部の力にすがろうとする心があるので、戒めみたいなものです。
そうやって外部に自分の力を明け渡す=魂を売ることによって自分の中の悪魔=エゴはほくそ笑むというわけです。
いや~ちょっと疲れたw
友人のHP
独自のインストをいっぱい作ってて、聴くこともできます。なんか何度も聴いてるとするめのように味が出てくる…w
邪悪で独特な世界観はイラストにもいろんなイメージを与えてくれますね。
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