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イラスト集発売

書籍制作を担当した、「アビスアンドダークモンスター画集」が発売されました。

アビスアンドダーク モンスター画集 (エイコードバンクブックス)アビスアンドダーク モンスター画集 (エイコードバンクブックス)

表紙の絵は、特に目指したわけではないんですが、なんとなく80~90年代初頭の洋物RPGのパッケージイラストみたいになったような気がします。
アビスアンドダークがお手本にしている古典ウィザードリィがそのあたりの年代なので、ちょうどよかったかも?

個人的には、画集って絵がひたすら並んでるというイメージだったんですけど、ゲーム作者の三浦さんがすべてのモンスターの生態を書いてくださって、古今東西の神話や伝承も垣間見えるような内容になってます。
ただ絵を見るだけというのもつまらないかなと思って、全体の構成も工夫しました。妖魔の洞窟→ルシェンタ遺跡→ゲソルの神殿…というように、ゲームの進行順に沿って構成しました。途中、拠点となる町の背景イラストとか、ゲーム内のセリフも散りばめたりして、いわばゲームそのものを追体験するような雰囲気を目指しています。

20180713_021326814_iOS.jpg 20180713_020958728_iOS.jpg見開き表示にも対応してます。

20180713_020741075_iOS.jpg 20180713_021156046_iOS.jpg

思えば、中学生の頃ウィザードリィに感化されて誰に見せるでもなく、独自のモンスター事典をひたすら描いてました。
(あと、「隣り合わせの灰と青春」に影響されて、それっぽい漫画をノートに描いたり…)
自分はゲーマーとしてはあまり熱心なほうではないので、テレビゲーム自体は高校になるとほとんどやらなくなったんですが(ちなみにウィザードリィも大人になってから「リルガミンの遺産」と「BANE OF THE COSMIC FORGE」をクリアしたのみ)、羽田健太郎さんの音楽と末弥純さんのモンスターが醸し出す雰囲気は、ずっと自分の心をとらえ続けました。

曲がりなりにもイラストの仕事をするようになってからも、「ウィザードリィみたいなモンスター描きたいな…」ていう思いが心の片隅にあり、エイコードバンクさんに拾われて、「ウィズライクなゲームのウィズライクなモンスターを描く」というドストライクな仕事いただいたのは、ほんとに幸運だったと思います。
なんだか仕事といっても、半分三浦さんが創り出した世界の中で遊ばせてもらってる、という感覚でした。

…と、ちょっと感傷的になってしまいましたが(笑)
今の時代、セルフパブリッシングもいくらでもできるのでイラスト集が出ること自体は大きな事件ではないかもですが、感慨深いもんがあります。
ロバート・ウッドヘッドさんもインタビューの中で「Wizardryは延々と連なった長い鎖の輪っかの一つ」とおっしゃってますが、アビスアンドダークもその輪っかの一つとして今後も愛されていけたらいいなと思います。





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Date: 2018.07.13 Category: お知らせ  Comments (0) Trackbacks (0)

Kindle向けの書籍制作(固定レイアウト)

サポートされている電子書籍のファイル形式
当初はPDFでの投稿を検討してましたが、サンプルを作って試しに投稿してプレビューしたところレイアウトが崩れまくって悲惨なことになりました。なんか日本語は対応してないとか書いてるし…。

しかし、このあたりの文言はいまいち当てにならなくて、KPFファイルも日本語サポートされません、て書いてあるけど、普通にできます。(KPFファイルをつくるためのKindleTextbookCreatorというソフトは英語なんだけど。)
あと、mobiファイルに関しても「固定レイアウトのmobiファイルは受け付けられません。」て書いてあるけど、当のAmazonが提供してるKindleComicbookCreator(KC2)って固定レイアウトのmobiファイルを作るソフトなんでは?
どういうことなんだろう?
で、最終的にはKC2を使ったmobiファイルを投稿したわけですが、普通にできました。

結局どのファイル形式で投稿するにしても、リフロー型固定レイアウト型に関わらず、最終的にAmazon側でmobiもしくはKPFに変換しているようです。

<Kindleでの固定レイアウト本>
現状、Kindleで販売されてる固定レイアウトの本の多くはすべてのページを画像として処理しているようです。
つまり、テキスト部分もラスター画像なので、リフロー型の本のように検索や辞書やリンクの機能が使えません。

ただ、「KPF」という形式のファイルであれば、従来のPDFのようにInDesignで設定したリンク機能も使えますし、テキストもベクターなのできれいに表示されます。
しかし問題はこのKPFファイルをどうやって作るのかということで、自分が調べた限りではAmazonが提供している「KindleTextbookCreator」というソフトを使うことしかわかりませんでした。
でもこのソフト、ベータ版で惜しいのは端末を横にしたときに見開き2ページで表示できないということでした。
たぶんほとんどの人は単ページ表示で端末を縦にして見るだろうから、あんまりこだわることもないのかもしれませんが、いちおう見開きにも対応するようにレイアウトしたので、しぶしぶKPFはあきらめることに…。

<KindleComicbookCreator(KC2)>
で、見開き表示を実装するために使用したのが、これまたAmazonが提供している「KindleComicbookCreator(KC2)」でした。
その名の通りコミック本を作成することを意図して作られたソフトで、端末を横にしたとき見開き2ページを隙間なく合体させて表示したり、普通に分割して表示したりといった設定が可能です。
今回作った本は、単ページでも楽しめるけど、見開きでも楽しめるようにたまに見開きで一枚の絵になってたりするので、この機能はまさにうってつけだと思ったわけです。

使い方は簡単で
top.jpg新しい本を作成を選択し
panel.jpg各種項目を入力
パネルビューはよくわからないけど、画像の任意の部分を拡大表示できたりするみたい。
とりあえず、必要ないので「いいえ」を選択。
本の組方向は、縦または横で画像の向きを固定するか、固定しないかということですが、横表示で見開きに切り替わるようにしたいので固定しない(アンロック)を選択。
本のページの進行方向は、横書きなので今回は「左から右へ」。
次の「本のページサイズ」というのがくせ者で、縦横1280pxまでしか設定できないんですが、縦横比を合わせればそれ以上の大きさの画像も正常に使用できます。
今回自分は「w2400,h3200(3:4)」の画像を使用したので、ここでも同じ(3:4)になるように「w960,h1280」にしました。
つまり長辺を1280にしてそこを基準に短辺を入力します。

meta.jpg次にメタデータを設定します。
タイトル、著者、出版社(任意)を入力して…。
表紙に使う画像は、ここで登録します。なので表紙だけ別に用意しておく必要があります。
なので、この後本編画像を登録するときは表紙は省いてください。
保存フォルダを指定します。空のフォルダを用意しておく必要があります。
詳細設定についてはよくわかりません。
とりあえず目次に関しては、HTML目次と論理目次というのがあるんですが…詳しく説明する自信がないので割愛。
今回は論理目次を使ったので、ここは空欄で。
あとはパネル関係っぽいから「パネルビューを使用しない」を選んだ時点で関係ないと思われる。

で、「ページの追加を開始」ボタンを押すと、エクスプローラーが開くので登録したいファイルを選択します。
ファイル形式は「png,jpg,tiff,pdf,ppm」に対応しているようです。
今回はjpg画像を使ったので、登録したい画像をすべて選択して「開く」を押します。複数画像を登録するときはファイル名が連番になってないといけません。
ちなみにpdfも登録できるんですが、僕はうまく読み込むことができませんでした。
import.jpg
左上にある項目でページを新たに追加したり削除したりすることができます。
「本の設定」で最初に記入した内容を変更することができます。
「ページ設定」で見開きの設定ができます。今回は端末を横にしたとき必ず見開きで表示されるようにしたかったので、「すべてを見開きページに設定」を選びました。
そしてこうなりました。右側にプレビューが表示されます。
mihiraki.jpg
プレビューで問題なければ、メニュー→ビルド→ビルド&プレビューを選択すると、設定してあった空フォルダに必要ファイルが生成されていきます。その中に「○○.mobi 」ていうファイルがあるので、それをAmazonに投稿するわけです。

<論理目次>
論理目次というのはKindleアプリで書籍を閲覧してるときにメニューから参照できる目次の機能です。
生成されたmobiファイルをKindleアプリで確認すると分かりますが、デフォルトでは目次が「Page-0、Page-1、Page-2…」というふうにすべてのページが目次として設定してあります。
これを設定し直すためには、mobiファイルなどと一緒にフォルダの中に作られた「toc.ncx」というファイルをいじる必要があります。
テキストエディターなどで開くと、中身はhtmlのようなタグが並んでます。
ncx.jpg
この中の<navMap></navMap>で囲まれたエリアが目次全体を指し、その中の<navPoint></navPoint>で囲まれたエリアが各ページの情報に当たります。
ncx2.jpg
目次として設定したいページの<text></text>の部分に任意の項目名を入力します。
設定する必要のない<navPoint>のエリアはすべて削除します。
そしてtoc.ncxを保存します。

このあと、同じフォルダ内にある「content.opf」をKindlePreviewerにドラッグアンドドロップすると、新たに作った目次を反映させたmobiファイルを再度生成します。

これでできあがり。
Screenshot_20180712-130052.pngandroidで確認したところ


こんな感じで作ったわけですが、僕は普段電子書籍はipadで見てるので、iOSでの表示も気になりました。
ややこしいんですが、iOSはmobiではなくazkというファイル形式です。

KindlePreviewerにmobiファイルを読み込ませた後、メニュ→デバイス→Kindle for iOSを選ぶとmobiファイルをazkに変換してくれます。
henkan.jpg
で、生成されたazkをipadのkindleアプリで見るには、ipadをPCにつないでitunesを起動しファイル共有でkindle for iOSを選んでazkファイルを追加します。
itune.jpg
これで、ipadで見れるわけなんですが…なぜか目次が表示されない!!
しかもごく一部の文字がほんの数ドット欠けているという謎の現象が…。

ネットで調べてもまったく情報がなく、お手上げ状態であまり時間もかけてられなかったので、
また、投稿するmobiファイル自体にはまったく問題なかったので、「きっとAmazon側で変換すればいい感じになるかも?」
という淡い期待を胸に、そのままで投稿していただきました。

結果的には実際に出版されたものをipadで確認したところちゃんと目次も表示され文字の欠けもなく、ホッとしました。
いやあ、今回の電子書籍制作、いろんなところに落とし穴がありましたね~。












Date: 2018.07.12 Category: 制作日記  Comments (0) Trackbacks (0)

電子書籍制作

ここ1ヶ月ほど、電子書籍の制作をしてました。
もうすぐKindleストアで販売されると思いますが、アビスアンドダークのモンスターイラスト集です。
本格的な書籍の制作は初めての経験だったので、すごく面白かったです。
持ってるだけで全然使う機会のなかったInDesignも活躍させることができたし。
しかし、電子書籍制作の上でいろいろと困難なこともあったので、気づいたことをメモしておこうと思います。

<InDesign超便利>
まず、とりあえずInDesignは超便利でした。
今回イラスト集ということで、当初はテキストなんか全くなくていいんじゃないか?と思ってたんですが、各モンスターの生態なども記載することになり、それならスタッフコメントも入れてみよう、とかゲーム内のセリフとかも散りばめたら面白くない?とかやってるうちに、けっこうなテキスト量を伴う書籍になりました。
しかもモンスター200体くらいいるのでページ数もかなりのボリュームに…。

・書式スタイル
そんなとき、「段落スタイル」とかで、生態など頻出するテキストの書式設定を登録しておくことで、膨大なテキストを管理することが容易に出来ました。
例えばフォントの大きさをやっぱり変えたいってなったとき、書式スタイルのフォントの大きさの数値を変えると200体分すべてにそれが適用されるという具合です。
最初なんか、テキストあんまりないだろうし、クリスタで作るかと思ってたんですが、これをクリスタでやってたら大惨事になるところでした。

・マスターページ
書籍の中のあるパートは、同じ画像を配したレイアウトで統一したいってときに、マスターページの機能が便利でした。
そのパートが数十ページになる場合、同じ画像を同じように配するのは、かなりの苦行です。
マスターページを設定しておけば、あとはそれを適用させるだけで5ページでも50ページでも手間はあんまり変わりません。
マスターページにノンブルも設定しておけば、適用したページに自動でページ番号を入力してくれます。

・ブック機能
例えば第一章、第二章を別々のドキュメントで作成し、それをまとめて一つの書籍として管理するのがブック機能です。
この機能の良いところは、やっぱり第一章と第二章の順番を入れ替えたい、ってなったとき簡単に移動できるということ。つまり制作途中で構成をいろいろ変えることができるということ。
ただ、今回ドキュメントを細かく分けすぎてかえって作業が煩雑になってしまいました。
しかも、後述しますが、目次の機能がうまくいかず、最終的に結局一つのドキュメントにまとめることに…。まあ、このあたりのことは単に自分がInDesignの操作に習熟してないがために起こったことという気がします。

<InDesign苦労した点>
大前提として、自分がDTPの素人というのがあるんですが、ちょくちょく壁にぶち当たりました。
…で、結果的に解決というより力技で回避しました。

・ハイパーリンク
もくじの項目をクリックすると該当のページに飛んだり、URLをクリックするとネットのページに飛んだり、という機能は電子書籍ならではのものです。
もちろんInDesignでもそういった機能を設定できるわけですが、これがすんなりといきませんでした。
複数のドキュメントをまたいで目次を作成するわけですが、目次スタイルの設定で「ブックのドキュメントを含む」にチェックを入れることで、項目を抽出することはできました。
見た目はちゃんと目次っぽくなったわけですが、これをPDF(インタラクティブ)で書き出したところ、クリックしてもうまく機能しない…。
もくじのあるページを含む同じドキュメント内の項目にはちゃんと飛ぶんだけど、別のドキュメントには飛んでくれなかったのです。
なんか「PDFブックマークを作成」というチェック項目が関係してるらしく、いちおうチェックはしたんですが更新してもなにも変化は起きませんでした。それで同一ドキュメント内なら機能してたので、結局複数のドキュメントをひとつにまとめたわけです。
でもほんとは複数のドキュメントをまたいでリンクできるはずなので、なんか僕の操作がまずいんだろうなと思います。

・PDF書き出し時の画像の合成が微妙
これもなにか設定の仕方がまずいんだろうか…。
基本的に、黒い背景の上にモンスター画像を配置していったんですが、jpeg出力だとちゃんとなじむんだけど、PDFだとモンスターと背景の境界部分にうっすらふちどりのような線がはいってしまうのです。
これはすべのモンスターではなく、なぜか今回のアビスアンドダーク#0のモンスターに多く見られた現象でした。
キャプチャこういうことです。キャプチャ2これが正しい状態。
人によっては些細なことかもしれませんが、「暗闇の中から立ち現れてる感」は個人的にかなりゆずれないポイントなので、なんとかせねば!と思い、出力の際の画像解像度を変えてみたり劣化なしに設定してみたり、いろいろやったんだけど、なんの変化もなく、結局力技で乗り切りました。
ネペンテス縁取りあらかじめ周りを黒く塗った…。

・半透明設定の画像が消える
これもjpeg出力ならば問題ないんですが、PDF出力だと消えちまいました。
きっと何かが間違ってるんです、きっと…。
この問題の解決法は、InDesign上で半透明画像を合成せずに、あらかじめPhotoshopで合成して統合した画像を使うというものでした。て、全然解決になってないけど、とりあえず見た目は意図したものになったので結果オーライです。

まあ、そんな感じでなんとか形になりました。
もっともPDF版はクラウドファンディングでご支援いただいた内でイラスト集を希望された方のみの限定版で、
Kindle版のほうは、これまたいろいろあって結局jpeg出力したものを使ってます。

AmazonのKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)のことに関しては、また次回書こうと思います。




Date: 2018.07.11 Category: 制作日記  Comments (0) Trackbacks (0)

アビスアンドダーク#0公開

本日、「アビスアンドダーク#0賢王の盟約」のアンドロイド版が公開されました!

今回は、前作の過去の話。
かつて王とゲソル神との間で交わされた契約によって、国は平和を享受したがそれは代償を伴う「いびつな平和」。
現在の王が神への生贄を拒んだことにより、ゲソル神の怒りにふれ国は壊滅的なダメージを受ける。
ゲソル神を倒すため、世界各地から勇敢な冒険者たちを募る、というお話。

僕は主にモンスターとその他もろもろ(背景とダンジョンは、そにどりーさん)を担当させていただきました。


以前、SFC版Wizardry5のモンスターにあこがれる、という記事を書きましたが、その実在感に迫りたい!と試行錯誤しながら…結局最後まで試行錯誤してたなぁ。
しかしモンスター100体描いてると、いろいろ学ぶこともあり、かなり有意義な時を過ごせました。感謝しております。

前回の「リル・マズアの遺跡」で描いたモンスターもほとんど登場します。ぱっと見あんまり分からないかもしれないけど、いちおう前回のモンスターも単純に使いまわすだけじゃなくてほとんど全部に微修正、もしくは大幅な修正を加えました。

モンスターの凶悪さを楽しんで(?)いただければ幸いです。
ミノタウロス泣ぐ子はいねが~!

また、タイトル画面で流れるストーリー部分が、イラストがスライドしたりトラックバックしたりと前回よりゴージャスになってます。
ぶっちゃけ、ストーリー重視のゲームではないので、「そこに力を入れる必要ある?」と言われそうですが…すいません、ちょっと暴走してゴリ押ししてしまいました(^^;)
SFC版Wizardry6みたいなのがやりたかったんです!

ただ、ストーリーの文章はもともとあったので、それをもとにアニメーションを考えたんですが、実際にタイミングなどを測ってたら、文章の展開とタイトルBGMの曲調の展開がほとんどぴったりでびっくりしました。
なので個人的には、まるでBGMをビジュアル化するような作業になって面白かったです。
0から一人で作るのも面白いですが、こういったことが複数でやってて面白いところですね。

Okoku03.png

ゴールデンウィークに、あえて闇の深遠に潜ってみるのはいかがですか?



Date: 2018.05.03 Category: お知らせ  Comments (0) Trackbacks (0)

末弥純とドット絵の話

ドット絵の話、とは言っても僕自身は別にプロのドッターでもなんでもないので専門的なことはよくわからないんですが…

末弥純さん原画のWizardryのモンスター、同じ原画のモンスターがFC、SFC、PSなどいろんなプラットフォームで出てきます。
でも、(極端に色数が少ないFC版とかは置いておいて)同じ原画なのにドット絵によってだいぶ印象が変わってきます。
087.jpg
画像は左から、ストーリーオブリルガミン(SFC)、Wizardry5(SFC)、Wizardry5(PS)。

僕がダントツで好きなのは、SFC版Wizardry5のモンスター。
なんか原画がよりゲーム画面用にブラッシュアップされてる感じ。
大げさかもしれないけど、低解像度のフィルターの向こう側に、本物の悪魔がいるような、実在感を感じるんですよ!

低解像度なので、情報量の少なさを脳が保管して結果的に原画よりさらにいい感じに見えている…ていうのもあるとは思いますが、
自分の中では、同じような解像度のモンスターの中ではSFC版Wizardry5以外は、そこまでの実在感を感じないんですよね。
ただ、ドット絵として整ってるかとか、絵として綺麗かどうかとか、重きを置く基準が違えば結果も違ってくるので、そこは方針のちがいなんでしょうね。

ともかく、(突然私事ですが)現在、以前にも携わったWizライクゲーム、「アビスアンドダーク」の新作のモンスターを描かせてもらってまして、なんとか少しでもSFC版Wizardry5の実在感に迫りたい!と思いながら試行錯誤してるわけです。

で、その実在感の謎を解くために最初に思ったのが、「単純に原画を取り込んで、色だけ後で調整してる?」というものでした。
単純に取り込んだだけで、整えられていないドットが低解像というマジックによって、なんかいい感じに見えてるのかもしれない…と思ったわけです。
それで、実際に末弥純さんの画集から原画をスマホで撮影してPCに取り込み、SFC程度の解像度に縮小する、というのをやってみた。
とくに、理由はないんですが、Yomamaというモンスターで試しました。
0822.pngこれがSFCのYomama

gasyu.jpg模写
原画を取り込んで、Photoshopできれいに…しようとおもったんだけど、色がきれいに取り込めなかったので、黒い部分だけ抽出して、Photoshop上で原画を見ながら着彩しました。

そして、低解像度に縮小!


模写s3
…全然違うやん。
自分の着彩がまずいとか、多少はドットを整えて調整するだろうから、違うっていうレベルじゃない。
これでもドット絵っぽくするためにインデックスカラーにして色数減らしたりしたんだけど、…なんかそもそも縦横比からして違うし。

どうやら、SFC版Wizardry5のモンスターは全体的に少し縦に潰れてるようで…これに関しては全くの謎です。
画像サイズになんらかの制約があるのかな。

ただ、今回作成したYomama、試しに縦につぶして比率を合わせてみましたが…無駄な努力でしたw

となると…、仮に取り込んだ画像を下敷きにしているとしても、相当ドッターの方の手が入ってるのは間違いなさそうです。

Yomamaの場合、どう頑張って取り込んでもぐちゃぐちゃになりそうな、顔の表情や首飾り、指の表現など、しっかりと整えられているのがよく分かります。
でも整えすぎると漫画っぽくなっちゃう。
そのあたりのさじ加減が絶妙なんだな、と思いました。
まさに縁の下の力持ちという言葉がぴったりです。
「取り込みじゃないか?」と思わせるほど、末弥純さんの絵のニュアンスは崩さずに、デジタルの画面上に召喚させる…。

結論として、「SFC版Wizardry5のドット絵を手掛けた人は、神」という話でした。




Date: 2017.09.10 Category: 日記  Comments (2) Trackbacks (0)
プロフィール

マルムギ コウジ

Author:マルムギ コウジ
岐阜県在住。
趣味で絵を描いてます。
仕事も受け付けてます。(絵柄はピクシブをご参照ください)
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OS:windows10 64bit
Soft:photoshopCS5
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